#1~3
#4 担当営業さんが付きました!
完全未経験から平均年収を目指すエンジニアです。
有名企業の書類選考に落ち続けて、諦めて、未経験者歓迎の企業に入社出来ました。
年収は、月額18万円×12=216万円です
目標の日本人の平均年収のちょうど半分ですね。
この会社でスキルを付けたり年齢を重ねれば430万円になるのでしょうか。
入社して2週間ですが、毎日会社から貸してもらったパソコンでExcelとWordの課題を進めるか、面談の練習をするかの日々が続いています。
そして、ある日「面接の練習」と言われて小部屋に呼ばれました。
その部屋には椅子と机とディスプレイが一つずつあり、小部屋には営業さんが既に座って待っていたので自分と2人で居ると部屋はいっぱいです。
そこで座るなり、営業さんに言われました「これから私が担当営業になったのでよろしくおねがいします」
4歳年上の31歳の男性の営業さんでした。
話を少しすることになり、聞いて見るとこの方が私の担当営業さんとなるようです。
私がこれからどんな業務をするのかは、担当営業さんを通して案件が来るそうで、私がどこかで業務をすることになったら、その後も現場と自分の窓口も担当して下さるそうです。
担当営業さんはハキハキ話すしイケメンだし、良い営業さんに担当になってもらえたな、とか
担当っていう呼び方はなんか芸能人のマネージャーみたいな言い方だな
とか考えていました。
そしてこの頃から、昼休みの間営業さんとよく話すようになったのですが、営業さんの話では「経験者」はどこの企業も取り合いだけど、未経験となると、自宅から勤務地までの距離や相手先の企業都合によって声がかかるので、「今はあまり面談の話が無いけど少ししたら5月になって、新入社員が辞める会社が出てくるので、そういった企業から呼ばれたり、面談も増えるので安心して。最初はとにかくExcelのスキルだから。」
と言われていました。
なるほど〜なと思う反面、入社して1ヶ月で新入社員が辞めるような会社に入るのか、とか
Excelなの?Excelというかプログラミングをやりたいのにな、と思っていました。
そこで、会社から与えられた課題も終わりかけていたのと、誰ひとりとして一向に私の課題の進捗をチェックする気配がないので、「Excel プログラミング」で検索してみました。
すると、Excelで作るもぐらたたきゲームという面白そうなものが出てきたので、そのゲームを作ってみることにしました。
Excelには、マクロ付きのfileとそうではないファイルがあることも初めて知りましたし、参考サイトの単語もわからない単語だらけで、単語の意味を調べると更にわからない単語が出てくるというような状態で苦労しました。
ただし、自分のイメージしていたエンジニアの見そうな真っ黒な画面に英語の羅列のコードみたいな物を書いていることが、よりもぐらたたきゲームを作ることを楽しく進める原動力になりました。
そして、2日目にようやくもぐら叩きゲームが完成し、スコアやミスの数を数える機能も付けることができたので、同時期に入社した同期たちとゲームをプレイして遊びました。
遊びすぎてはしゃいでる所を他の社員さんに怒られたりもしました。
しかし、担当営業さんに「このもぐら叩きゲーム もう少し工夫して、面談でも言えるくらいにしよう」となぜか気に入ってもらえたようで良かったです。
獲得ポイントをハイスコアとして記録できる機能を付けたり、一時停止機能を付けたりして楽しくマクロを書いていました。
なんかちらっと聞いた話では、社内コンテストがあるみたいです。
社内でみんなで成果物を見せあって評価するのだとか…
こんなちゃちいゲームだし基本部分はコピペのプログラムだから出るのは恥ずかしいと思って、辞退しました。
そのうちに同期のうちのプログラミング経験のある21歳が面談に合格して自社から抜けていきました。
連絡先を交換していたので話を聞いてみると、歓迎会などもしてもらって快適に仕事をしているようでした。
羨ましいと感じたり、自分は経験者じゃ無いから仕方がないかなと思ったりもしました。
とにかく早く面談が来てくれて、その面談に合格したいと思います。
早く胸を張って給料をもらえるような仕事がしたいと思います。
そういえば、オフィスには、同期入社の人たちと営業さんと事務の人の他に、何かの開発をしているらしき人がいるんですよね。
なんかすごいプログラミングできる人らしいのだけど、すごいなあ。
20代の男性が一人と50代くらいの方々が4〜5人いるけど、何の開発をしているんだろうか。
自分の会社のHP見てもわからないし、何だか空気が暗くて聞きにくいんですよね。
お昼ご飯も皆カップ麺かコンビニおにぎりなので話しに行くタイミングもないですし。
担当営業さんなるものがついていただいて、少し前に進んだかもというお話でした。
そしてその数日後、入社して3週間が経過した頃ですが、同期のみんなが営業さんに呼ばれることになりました。
#5 初めて現場の話が来ました!!
完全未経験から平均年収を目指すエンジニアです。
有名企業の書類選考に落ち続けて諦めて、未経験者歓迎の企業に入社出来ました。
年収は、18万円×12=216万円です
目標のちょうど半分ですね。
この会社でスキルを付けたり年齢を重ねれば430万円になるのでしょうか。
今の私は、この会社の中では待機と呼ばれる状態の様です。
朝会社に行って貸与のパソコンを棚から借りて、1日中会社に与えられた課題を消化しています。
前回、担当営業さんなるものがついたという話をしました。
今回は、初めての現場の話が来ましたので紹介させてください。
いつもどおりExcelの課題をしたり自分のVBAのもぐらたたきゲームを作っていると
同期入社した6人全員がベテラン営業さんに呼ばれて大きな会議室に集まりました。
その部屋でベテラン営業さんから「新しい案件があります、未経験者でも関係なく募集されているので、短期ですが希望者はこの時間で参加希望を伝えて下さい」
と言われました。
その場には自分とほぼ同期の新入社員が6人居て、皆(そろそろ自分の現場や面談が決まらないかなあ)とソワソワしているような状態で聞いていました。
営業さんの話は続き、
その案件は、早速今週の木曜日〜日曜日の案件であること。
珍しく面談が不要である案件で希望すればそのまま業務ができること。
業務内容はデータ入力だが、詳しい内容はまだわからないとのこと。
勤務地は東京都23区内で定時で必ず退勤できるとのこと。
などが説明されました。
そして案件のザックリな説明が終わると、再度希望者を確認されました。
「この案件に参加を希望する方は挙手して下さい」
私は説明の間などの短い時間の中でめちゃくちゃ悩みました。
このデータ入力をするとエンジニアに近づくのか?
4日の経歴って意味があるのか?
データ入力してる間にもっといい案件来たらそっちは行けないのか?
などわからないことまみれですが、悩んだ挙げ句挙手しませんでした。
6人中4人が手を挙げていました。
私と、もう一人超絶やる気のない21歳の男の子が挙手しませんでした。
皆、案件の話や面談の練習をしていたので4人が手を上げたのは当然かもしれません。
ベテラン営業さんからは
「本当に良いですか?未経験の人は1つ職務経歴書に経歴を書けるとその後の面談などで有利ですよ。次に経理やデータ入力の募集があった時にも優遇されやすいですし。私的にはラッキーな案件だと思いますよ、未経験でもいいと先方は仰っているので。」
と再確認されたのですが、「大丈夫です。」と言って断りました。
私が最終的に断った理由は色々あったのですが、1番大きな理由は「データ入力の方向に経歴を増やしたくなかったから」です。
エンジニアになるために、IT系の企業に入社したのに1つ目の現場がデータ入力では、その後もそんな系統の業務ばかりになってしまうのかなあと思いました。
また、このデータ入力の業務を行なっている4日間の間に他の案件の面談が来たら後悔するなと思いました。
そして、次の木曜日から4人の同期たちは社内にはおらずにデータ入力の研修兼業務をしにいくことになりました。
私は木曜日の今日も変わらずにExcelとWordの課題を完了し、自分のなりたいエンジニア像について調べて考えていました。
どこのサイトを見ても「現場経験年数」が大切と書いてありますが、経験年数を積むにはどうしたら良いかが書いてないので見つからなかったです。
調べれば調べるほど、どんなエンジニアが良いのかわからなくなりますが、とりあえずAndroidのアプリ開発をしてみたいなと思いました。
安直な理由ですが、携帯のアプリってしばらくはなくならないだろうし、AndroidとiOSを調べてみたらアメリカと日本以外の国はAndroidのシェアが大きく、iOSを作っているのはAppleという会社だけみたいなので、企業間の競争のあるAndroidが数年後には圧倒的な機能を充実させたり、なにかに特化したような尖ったスマホを期待できるのかなと思いました。
AndroidやiOSエンジニアの方がいらっしゃいましたら、どちらがいいとか理由とか教えていただけると嬉しいです。
#6 社内勉強会でやらかしました
完全未経験から平均年収を目指すエンジニアです。
有名企業の書類選考に落ち続けて諦めて、未経験者歓迎の企業に入社出来ました。
年収は、18万円×12=216万円です
目標のちょうど半分ですね。
この会社でスキルを付けたり年齢を重ねれば430万円になるのでしょうか。
今の私は、この会社の中では待機と呼ばれる状態の様です。
朝会社に行って貸与のパソコンを棚から借りて、1日中会社に与えられた課題を消化しています。
前回、初めて現場のお話が来たけど断ったという話をしました。
今回は社内勉強会でやらかしてしまったお話を紹介します。
私の会社には社内勉強会なるものがあるようです。
営業さんから「将来開発業務をやってみたいなら勉強会に参加して勉強したり、先輩に質問したりするといいよ」
と言われて、入社してから毎週土曜日に参加しています。
毎週土曜日に会社に行って、皆各々の勉強をするという内容になっています。
会社のオフィスには多い時は20人程度、少ない時は10人程度が居て、いつもの業務の時よりも若い人が多いイメージです。
20代の人がほとんどで、3~5人くらい30~40代の人が居ます。
他の現場で既に業務をしている社員の人もたくさん来るので、初めて見る顔も多くホームの図書館のような空気感で勉強ができます。
勉強の内容は、業務に役立つことならなんでも良いのですが、大きな声で会話をすると他の人の迷惑になるので、黙々と作業をするのか会話をするとしても小さな声での会話になります。
例外として会社の開発業務をしている方々は大声で会話をしています。
会社内の開発をしている方々は、なんというか一目置かれているというか、毎日会社にいるという事もあってか、立ち振る舞いがホームな感じが出ています。
そして、何度目かの勉強会で私はやらかしてしまいました。
まず、その回は、いつもの自習の勉強会とは違っていて、社内開発をしているエンジニアさんの1人が、APIについて、解説して頂ける。という回でした。
自分はもちろんAPIなんてものは聞いた事も触った事もないので、事前に行きの電車の中で色々ググっていました。
しかし、調べても調べた先で知らない単語が出てきてしまって、結局実態が掴めない状態で会社につきました。
会社では、20人くらいが入ることのできる談話室に人が集められて、10人くらいが参加していたと思います。
プロジェクタに発表者のPCの画面が映し出され、営業さんから「それでは、これからNさんによる、APIについての勉強会を始めます。拍手」と言って、始まりました。
始まってすぐに私は違和感に気づいたのですが、発表者のNさんは26歳で、会社内の開発でもできる方だそうで、ポジションも良いところにいるそうなのですが、なんだかぎごちないのです。
「あ…じゃあやります。なんか知ってる人いるかもしれないけど…自分も別に詳しいわけじゃないんであれっすけど…」
なんかいつも自信満々に同僚に対して、「こんなコードじゃだめだよ。いや〜俺の分は終わったわ」と大声で言っていたのと様子が違います。
結局始まってから終始そのモゴモゴした感じですが、説明のための準備のパワポがあったりして、なんとなく伝わりました。
Googleさんなどが開発して作っているもので、そのAPIを使用すると色々なことができると。
そして、Nさんは、「サンプルのAPIアプリを作ったので、それをみた方が説明よりもわかります。」
と仰っていたのですが、うまくそのアプリが動かなかったようで、
「あれ?だめだな。さっきできてたんだけど。。。うーん。ちょっと待って下さい。あれ、やっぱ無理だ。」
と言って説明が終わってしまいました。
そして勉強会の発表は終わりました。
発表後、いつもの大部屋に戻って自習を再開していると、社員チャットがきました。
「先程は私のAPIについての説明を聞いてくださりありがとうございました。
説明の内容に関してはもちろん、もっと改善できたことなどがあれば是非教えて下さい。今後の参考にさせて頂きますのでよろしくお願いします。」
とのことで、説明に参加した10人だけが見えるチャットでそのメッセージは届きました。
私は、「ここだ!」と思って、メッセージを書き始めました。
「先程は丁寧な説明ありがとうございました。A PIについて、事前にネットで調べてイメージが湧かなかったですが、少しぼんやりとAPIで何ができるかというのが理解できた気がします。今後のためにということでしたので、正直に書かせて頂きます。
まず、Nさんが開発業務のスキルが高いということは社内の皆が仰っていて、入社まもない私でも耳にしたことがあります。
そのため、発表の時間でももっと堂々とした態度で説明してほしかったです。聞いている人は皆初学者のエンジニアということで呼ばれていますし、詳しい内容が知りたいというよりは、全体像とか、APIとは一言で言うと何なのかがわかることがゴールに最適かと感じました。
発表の資料や、Nさんの言葉の内容は素晴らしく、自信のある態度で同じ内容を話されていたら、会社内で動画を全社員に共有した方がいいのでは
と思うくらいでした。なので、自信なさげにしていることが説得力が欠けてしまい、とってももったいなく感じてしまいました。
原稿を準備しても良かったと思います。また、質問の時間が最後にあると嬉しかったです。アプリをこの勉強会のために準備してくださった事も例を挙げるという見せ方でとても良かったと思います。出過ぎた意見をすみません。以上になります。」
と、メッセージを送りました。
学生時代から自分は思ったことを直接相手に伝えてしまう悪い癖があるので、こんな文章を送ってしまいました。
送った後に少し冷静になって「いや、こんな事言わないで、他の人みたいに良かったです、ありがとうございました。だけ書けば良かったかな」
と思ったり、「いいんだ、感じたこと書いたし、次回自分が発表する機会があったら、同じことで気をつける様になるから良いんだ」と思ったり頭をぐるぐるしました。
これはやらかしてしまったのでしょうね。。。
勉強会の詳しい内容に戻ります。
最初の頃はJavaの課題をその場でやっていたのですが、模範解答はあるものの自分の回答のどこが不正解なのかわからず、嫌になってAndroidの勉強をし始めました。
AndroidStudioっていうものをインストールしなければならないみたいですが、これは普通に公式サイトみたいなところから無料でインストールしたもので良いのだろうか。
アプリ開発エンジニアの方々はもっとちゃんとしたものを使用しているのかなあ、なんて思いながらインストールしました。
土曜日の昼ごはんは、会社の近くでは高くて食べられないので、自分でおにぎりを持っていくか、午後から行くようになりました。
ウォーターサーバーの水が無料なのも助かります。
よくからのペットボトルを持って行って、そこに水を入れて飲んでいましたし、帰る直前には人目を忍んで水をパンパンにして帰ります。
早く平均年収になって外でご飯を食べたり、水道代を気にせずに生きていきたいです。。。
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