この記事では、SESの会社に入社し、行った業務の1つについて紹介します。
SESの会社に入社し、ようやく開発現場の常駐先へ入ることが出来ました。
しかし、その常駐先から期間限定ではありますが、開発に関係の無い現場へ飛ばされてしまいました。
講師アシスタントという業務ですが、今までの現場で1番仕事内容も少なく、身体的には楽な業務でした。勿論、スキルアップしたい今の自分には残念な現場です。
講師アシスタント案件に入るまでの流れ
IT業界ではあるあるなのか、SESではあるあるなのか、面談前に聞いていた業務内容が実際と異なる事がほとんどです。
また、その異なる部分のほとんどが、職務者にとって不利な事です。今回は多少の誤差しか無かったのですが、差異があったので紹介します。
事前に聞いていた業務内容・どこかの銀行が新システム導入のため、行員向けの研修を行うので、その研修の補佐。・新システムを知るために2日間の研修がある・勤務地は北海道~博多まで8箇所あるが希望を言えば関東支部(東京)になる。
面談前に引率の営業さんと話しました。・関東以外で欠員が出た場合は数日出張は可能か?と引率の上位営業さんから聞かれたので、可能だと答えました。
実際の面談にて勤務地の話になりました
面談に行く前には、常駐先の取締役より
関東勤務希望を伝えてよ。北海道とか行きたくないやろ?
と言われていましたので、希望を聞かれたら関東勤務希望と伝えるつもりでした。
【実際の面談】
面談に入るといきなりお客様より
勤務地の希望は受け付けません。出張出来ない理由があれば教えてください。
と言われてパニクりました。この面談に落ちると、今常駐している案件もクビと聞いていたので面談には受かりたいが、2ヶ月の出張は厳しい。
希望は不可とは知りませんでしたが、関東希望です。
と謎の答えを言い渡し、面談終了しました。
面談後、配属先は少し揉めて関東になりました。翌日、上位会社より常駐先に電話が来て
「君は東北になった」と言われたそうですが、常駐先の取締役が話して関東にして下さいました。
講師アシスタントの実際の業務内容
講師アシスタントの業務内容は、主に2つです。
・PC操作が遅れている受講生に声を掛け講義に追いつく様に補佐する。
・受けた質問を解答する。
講師アシスタント 実際の業務を行うための研修
業務をこなすために、研修が行われます。
今回は投資信託の業務でしたので、投資信託についての基礎的な勉強と新システムの操作です。
事前に聞いていた2日間ではなく、8日間のシステム研修がありました。
講師アシスタントの研修の間は業務で使用する教材通りに操作を進め、質問のでやすい箇所をチェックするという内容です。
講師アシスタント用の研修は以下の様な環境で行われました。水色の丸に講師アシスタントが居ます。
数時間に1回10分休憩もあり、定時には必ず終わるので、特に辛いことも難しい事もありません。
講師アシスタント用のテキストには、全画面遷移のキャプチャが載っているので、よっぽどの方も滞りなく進めることが出来ます。
驚きのロースキル案件のため、この業務が初案件という方が7~8割ほど居ました。
20〜30歳の方が居ましたが、研修中に寝てしまう方や会話のあまりできない方が多かった印象です。
特に将来のやりたいことも欲求も無い人が多く、SESの特徴的な部分を見ることができました。
講師アシスタントの研修が終了し、実際の業務へ
講師アシスタントの研修が終了すると、全国各地へ配属され各地の研修場所で講師アシスタントを行います。
1日の業務の流れ
08:00 講師の方と挨拶、研修用PCの準備、動作確認
08:30 出欠確認と本部へ開始連絡
09:00~12:00,13:00~16:00
研修の講義中は最後列で講義を聞く
PC操作の際は席を立ち、教室内の左右端にて受講生を見守る
16:00~16:30 質疑応答の時間は教室内をウロウロする
以下画像の水色の丸の様に動くことが主な仕事内容です。
研修時間は2種類あり、13:00~17:30、08:30~14:30のみなので、実働4.5~6hです。
そのうちの半分の時間は1番後ろの席で座っているだけです。
業務時間の改竄
契約上140h/月働かないと減給になるので、13時開始の日も11時に出勤して勤務表につける様に言われていました。
本当に残念な制度だと感じました。
また、研修の無い日は仕事が全くありません。研修は週に4日しかないため
2ヶ月の案件の中、3分の1ほどの日数で研修がありませんでした。
そんな日の講師アシスタントは、客先の打ち合わせ用オフィスに閉じ込められ何もしません。
これもまた契約の問題で自宅待機に出来ず、自習したり井戸端会議をしてして過ごしていました。
オフィスの一室で雑談をして過ごす不思議な1日が定期的に訪れました。
講師アシスタントまとめ
・難しい作業は一切無し
・コミュニケーション能力も技術力も不要
・このような現場の時に自分の技術力を高める作業をしないと30歳で仕事なくなる
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