スポンサーリンク

SESに所属する私が感じたSESの良くない特徴

エンジニア
SESに所属し、7次請けを経験したり、工事現場の様な現場へ常駐した事がある私の考えるSESの良くない所を紹介します。
先に言いたいのですが、大学もIT全く関係無く、拾ってくれた会社やSESの形態には感謝している面も大きくあります。
自分で努力が不足していても、市場価値のある経験を踏める可能性があるのはSESの良いところでもあります。

SESに所属するエンジニアが嫌がるSESの特徴

Twitterなどでよく見るSESの悪口には以下のような物が見当たります。

帰社日

月に1回自社に帰っても自社意識は芽生えない。業後はしんどい。

日報週報月報

日報がめんどい。週報がめんどい。月報めんどい。

休日のイベント

イベント参加したくない。休日は好きなことしたい。
自社と上位会社への交通費勤務時間の提出
何個書類作らなきゃならんの。
これらの話がよく聞かれます。
でも私や私の所属していた会社には当てはまらないようで、あまり共感できませんでした。
ちょっと面倒に感じる時はありますが、自分の力不足でそれぞれに意味があるのも感じるので。
私自身、7次請けを経験し、交通費を4社に勤務表を5社に別々のフォーマットで提出したりしましたが、他に良くない所があると感じたので紹介します。
これから紹介することは、私の所属するSES会社の話ですので当てはまらない会社が多くあることも知っています。
私の目で私が見た話ですので参考までにどうぞ。

自分が考えるSESのまずいところ

実際に勤務した自分が感じた点を紹介します。

会社の所属年数が増えても、業務経験と呼べる経験がつかない

大手企業のエンジニアの入社条件や募集要項を見たことはあるでしょうか
大手企業や開発現場へ入るための条件には
「〇〇言語を使用した開発経験〇年」
というものが圧倒的に多いです。
つまり、市場価値は開発現場の経験年数が物を言うのです。
もちろん、経験年数以外にも大切な要素は沢山ありますが、開発現場の経験が無い人が開発現場に入る事は本当に難しいです。
(2019年現在Web系は割と可能な印象です)≒html,css,JavaScript,PHPを使用するエンジニア

モバイルアプリ開発やゲーム開発といった開発現場にはなかなか入れません

開発現場に入れない→経験が積めない→開発現場に入れないのループにはまります。
このループを抜け出すためには2つしか方法はありません。
①自分の努力で成果物を作製して営業さんか開発現場に認めてもらう。
②営業さんに未経験者の自分+ベテランエンジニアのset販売をしてもらう。
この2つしか無いですが、②については、会社の方針や営業さんの考えもあるので元々出来ないSES会社も多いです。
すると必然的に①の様に努力するしかありません。
しかしそこでSESの2つ目の問題が出てくるのです。

未経験で入社する人が入れる案件には、勉強意欲が無い方が多い

1番の問題です。大問題です。
私はSESの会社へ入社し、4つの業務に常駐しましたが自己学習をしている方は1人も見たことがありませんでした。
関連:SESの会社から行く業務#精密機器梱包という名の工事現場
全部で70人くらいの外部の会社の方と仕事をしましたが、業務に関係ある事さえ勉強している方は見かけませんでした。
「自分の技術力が低いのに勉強しない」事が当たり前になってしまうと、年齢を重ねた時に悲惨になります。
20代の技術者にも30人ほど会いましたが1人として勉強をしている方が居ませんでした。
昼休みに好きなキャラの絵を書いている方が1人いました。
下記のnoteでも言われているように、周りのエンジニアが勉強しないことが当たり前のことはまずいのです。
SESでは未経験者は
監視やテスターやヘルプデスクの業務に常駐する
→勉強しないエンジニアばかりがいる
→自分も勉強しなくても良いかと思う
という残念ループになるので、気をつけましょう。
私の場合は、MENTAというサービスで教育者を雇い(月額1000円)資格の勉強をする事
Twitterでエンジニアの方と絡む事で自分の非力さを焦り、モチベーションを保ちました。
周りが勉強しない環境の中で勉強したり、自分で開発をするのは想像より難しいです。
YouTubeを見てダラダラ過ごしたり、スポーツが好きなので外に遊びに行きたいし、エラーですぐつまづく画面を開くのは憂鬱です。
しかし、これをしない事には自分のIT業界での市場価値は低いままです。
給料は上がりません。
若い方は「今生きていけてるし、とりあえずいいか」と考える方が多いようですが
それは大切な人が出来た時に苦しみますし、相手を苦しませます。
自分の大切な人にデートで我慢をさせなければいけない惨めさは悲しいものです。
大切な相手が居ない方も、絶対諦めないで下さい。
頑張る姿は魅力的に写りますので勝手に人が寄ってきます。
自分に余裕が出来てから相手を探すと思っているのなら、早く余裕が出来るような市場価値のあるエンジニアになりましょう。
周りが勉強しない中で勉強する恥ずかしさや土日の過ごし方はその後の人生全てを買えます。

未経験者がSESに入った場合どうしたら良いか

成果物を作る

とにかく他人が見てわかる物を作りましょう。
座学も必要な事はありますが、相手が目で見てわかる成果物が必要です。
頑張ると言う方は多いけど、結果として物を出せるエンジニアは少ないです。
頑張りましょう。
Githubに成果物をアップロードするだけでも面接で見てもらえたり技術の話になることが多いです。
技術力が低いことは仕方がないので、やる気や向上心を見える化しましょう。

環境を変える

勉強しないエンジニアに囲まれているなら、できるだけ外を見ましょう。
私はMENTAや転職フェア、Twitter、クラウドワークス、ランサーズといった外を見て
エンジニアの需要と供給や市場を見ていました。

自社の担当の営業さんにアピールする

私は毎週自分から進捗をメールさせてもらっていました。
「サボり癖があるので、自分の為に進捗メールを送っていいですか。返信は不要です。」
と許可をもらい、進捗メールを送らせて頂いていました。
この事もあり、営業さんは私を社内開発へゴリ押しして下さったと思います。

何か動くのは本当に焦ってからでも良いです。

沢山偉そうに語ってきましたが、私自身そこまでの努力が出来ずに、担当の営業さんの力50%と周りの方の力50%で開発現場に入る事が出来ました。
1年IT業界に居たにも関わらずJavaSilverの資格の勉強は途中でしたし、成果物も、出来損ないのおみくじアプリとTwitter投稿アプリだけです。
しかも、大切な人が居てもこんな努力でした。
常駐先で仲良くなった21歳の男の子に、一緒に勉強をしようとしつこく誘ったのですが
8回誘って2回しか一緒に勉強してもらえませんでした。
彼から誘ってくることは無かったです。
21歳の彼も、自分の技術者としての力不足や市場価値にマズいと思っていると自分で言っていたし、給料を上げたいと思っているらしいのです。
ゲーム開発もしたい気持ちもあるそうです。
しかし、ゲームをしてしまったり、遊ぶ事で勉強としてパソコンに向かう事は億劫になるとのことです。
自分が必要だと思っても出来ない人も居るので仕方ないです。
将来に本当に焦った時にでも動ける時に動くしかないです。
動かなければそれなりの方法で生きるしか無いのでそれも生き方です。
自分に悔いのないように選択しましょう。
私もこれからの開発現場でも自分のサービスをつくれるように頑張ります。
もし良ければ、Twitterでも、コメント欄でも絡んでください。
@rpabizJava

コメント